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戸井田とおるの本

戸井田とおるの本『労して功らず』  「選挙中にコロッと逝ったら一番格好いいのになぁ〜」父は何か予感めいたものを感じていたのかもしれない。公示日から体調を崩しながらも決して休む事なくまさに「いのちがけ」を身をもって示していた。父の人生の閉じ方は、私の脳裏を離れることはできない 。

  初登院の日、父の古い「衆議院手帳」を見た。するとちょうど私が感じた気持ちと同じような考えが書いてあった。嬉しいと思ったと同時に、身が引き締まる思いがした。父は清瀬先生に秘書として長く仕えていて、清瀬先生の生き方を見てきた。政界に出ても、清瀬先生の名を汚すことのないように常に意識していたことは間違いない。私もまた、そうした父・戸井田三郎の生き方を汚したくないと思う。そうした決意が、何らかの時に越えてはならない一線を踏んばる力になってくれるのではないか、と思っている。