金銭管理の出来ない人
職場にお金にだらしがない男性がいました。 彼は、賭け事が大好きで特にパチンコには、かなりどっぷりとハマっていたようです。
何度負けても懲りもせず、先輩や後輩に借金を重ねては仕事帰りにパチンコに出かけて、その借金を返すためにパチンコで一山当てようとしてまた負ける。 そしてそのお金を返すためにまた同僚に借金をして・・・という繰り返しでした。
借金は、どんどん膨らんで一人あたり3~4万円の借り入れがあり、トータルでは20万円を超えてしまったようです。 この頃になると、プライベートな内容とはいえ、社内の問題として取り上げられる様になり、上司が止めに入る結果になりました。
借金で人生がおかしくなった
彼は、誰にもお金を返済出来なくなり、給料を差し押さえるような形で無理やり返済を迫られました。 なぜ、今まで彼はパチンコを自分の給料の範囲で楽しむことが出来なかったのかというと、それは、奥さんが財布の紐を握っていて、小遣いの範囲だけでは、パチンコが収まらなかったからなのです。
彼はもともと金銭面でルーズなところがあり、それを心得てた奥さんが生活費を確保するために彼の給与口座を管理していました。 それなのに職場の同僚に借金を重ねた挙句、給料を差し押さえられるような形で返済を迫られることになり、一番気の毒なのは、奥さんと子供さんだと思いました。
奥さんは彼に愛想を尽かして離婚、彼は同僚との関係もおかしくなって借金完済後に職場を辞めました。 借金は人の人生を狂わせるというのは、まさにこういうことだと思います。